筋・筋膜性腰痛のリハビリは各理学療法士や各専門トレーナーの元でのリハビリメニューによる治療が行われていますが、最終的には患者本人が積極的にリハビリを取り組んでいく必要があります。また再発性の高い筋・筋膜性腰痛には日ごろからのストレッチや腰に負担のかからない適度な運動が効果的です。

こちらで筋・筋膜性腰痛に効果があるリハビリ方法や治療法についてご紹介します。

■目次

筋・筋膜性腰痛のリハビリの流れ

筋筋膜性腰痛リハビリ
筋・筋膜性腰痛の症状の重さによってリハビリ方法は異なってきますが、主に次の3つのケースで対応が違ってきます。

  • 比較的軽い初期段階の場合
  • 突然発症する急性的な初期段階の場合
  • 慢性的な痛みが生じている場合

比較的軽い初期段階の場合

デスクワークのような長時間同じ姿勢をし続けたり、中腰や前かがみの姿勢をし続けることによって、腰周辺や背中に軽い痛みを感じます。

このような特に痛みが軽い初期の場合は腰に負担がかかる無理な動きは避け、市販の薬やシップ薬で炎症を抑え安静にすることです。炎症が軽くなったり、痛みが引けば、軽いセルフストレッチなどの運動を行い、腰の筋肉を伸ばすようにしましょう。

急性的な腰痛の発症の場合

長時間にわたって激しいスポーツや運動をした場合や、引っ越し屋や介護職などのように腰に負担をかける職業である場合に突然痛みを感じます。いわゆる急性の筋・筋膜性腰痛(びっくり腰)ともいいます。

このような急性的な場合は、マッサージや指圧を行ったり、症状が重ければまずは消炎鎮痛薬やシップ薬を行い、筋肉をほぐす治療やリハビリを行います。

慢性的な痛みが生じている場合

腰へ負担をかけつづける日頃からの不良姿勢や、多少の痛みを感じても放置したりすると、一部の腰などの筋肉が硬直して、柔軟性の低下につながり、筋肉損傷を引き起こしたり、血行も悪くなって、疲労や炎症が発生します。それが継続的に繰り返したりすると慢性的腰痛の状態になり、なかなか症状の改善につながりません。

このような慢性的な状態になれば、日頃の不良姿勢を正すことを図り、血流の増大によって痛みのある部位の筋を正常な状態にし、伸張性を維持することで、疼痛緩和の維持を図ることがベストです。この場合でもセルフストレッチなどの運動療法が良いです。また歩行やジョギングなど腰や臀部の筋肉に作用する軽いリズミカルな運動も健康的な血流を維持するには良いです。

しかしながら、生活習慣の見直しやセルフストレッチでもなかなか腰痛が緩和しなかったり再発する場合は医療機関などにおける治療を進めましょう。

筋・筋膜性腰痛の治療法

筋筋膜性腰痛リハビリ筋・筋膜性腰痛の治療は医療機関で大きく下記の2つに分けて行われています。

  • 外科的療法(患部の手術を行う療法)
  • 保存的療法(手術をしない療法)

外科的療法は重症である時や長期間の治療でも改善が見られない時に検討される場合で、保存的療法は診察において異常が確認できない時に初めに行われる治療法です。

保存的療法の種類

保存的療法は主に次の分類に分けられます。

  • 薬物療法
  • 神経ブロック注射療法
  • 理学療法(運動療法・温熱療法・装具療法・電気療法)

薬物療法は特に痛み強く、炎症が激しかったりと基本的に痛みがひどい場合に痛み止め薬として使用されます。さらに痛みが激しく、電気がピリピリと走るような痛みの場合は直接神経に鎮痛薬や局部麻酔剤などを注射し、痛みを感じなくする神経ブロック注射療法を行う場合があります。

理学療法にはさまざまな種類がありますが、主には運動療法(腰の筋肉を鍛えたり柔軟性を高め可動域を広げる)・温熱療法(腰を温めて血行を促進する)・装具療法(コルセットや腰用のサポーターで腰の負担を軽くする)・電気療法(腰に電流を流し、血行改善などの様々な治療効果を得る)などがあります。

患者の筋・筋膜性腰痛の症状の重度や状態に合わせてこれらの療法を組み合わせたりして治療を行いますが、この中でも電気治療が整骨院などの治療院で実施され、経皮的電気神経刺激によって痛みを軽減したり、痛みを伝える神経経路の流れを遮断したり、血の流れのサポートが期待できると見られています。

筋・筋膜性腰痛に効く電気治療とは?

筋筋膜性腰痛リハビリ
電気治療器には様々な種類があり、超音波やマイクロカレント、赤外線を用いた温熱療法があります。電気治療の中でもマイクロカレントは、治癒を目的とし、他の電気治療とは異なり微弱電流で損傷した部位の治癒を目指すためのものであります。

マイクロカレント(微弱電流)の効果

マイクロカレントによって、生理作用の促進、細胞レベルの修復、細胞の活性化、筋肉弛緩、鎮痛などの効果が見込めます。マイクロカレントなどの微弱電流は細胞が本来持つ電気的性質を正常化、活性化させることを目的に作られたものです。

又、電気療法は鍼灸の施術が苦手な方にも適した療法です。電気治療器においては理学療法士の先生方でも使用することができます。さらには患者自身でも扱うことが可能な治療器です。

その中でも鍼灸に近い特性を持った微弱電流治療器があります。

微弱流治療器AAPシリーズとは?

定電流治療器AAP
鍼灸に近い特性を持った微弱電流治療器はいくつかありますが、特に微弱流治療器AAPシリーズの定電流治療器AAP(微弱電流治療器)は筋・筋膜性腰痛のリハビリ活用にも有効です。

定電流治療器AAP(微弱電流治療器)の特長は次の3つです。

  • 微弱電流により、細胞・筋肉を調整・回復・改善させる
  • 音とメーターで患部の状態把握が可能
  • 持ち運びが可能なサイズ

人には生体電流がもともと流れていますが、定電流治療器AAP(微弱電流治療器)は生体電流と同じような微弱電流(290μA)を使用しています。その微弱電流が、本体備わった人間の自己回復能力を助け、弱った細胞や筋肉を調整したり、改善や回復をさせることを可能とします。

さらに、このAAPからの微弱電流は損傷部位の修復効果をもたらし、リンパ液の流れや血行を促すので、同様に細胞をより活性化させ、痛んだ部位を修復させることができます。また、特長2のように電流が流れる時の体内抵抗による音の違いで患部の状態把握ができるので、ピンポイントで治療をすることができます。

定電流治療器AAP(微弱電流治療器)を使用している動画

こちらは実際にAAPを使って治療している事例動画です。

動画より音の変化で患部(腰痛)の状態を教えてくれているのがわかります。大きい音が鳴るということは体内抵抗(バリア)が強いために、電気が通りにくい状態を意味します。つまり、血行が悪く、細胞内に活性酸素が蓄積し、同時に老廃物や疲労物質が溜まり、細胞が損傷している状態です。逆に抜けるような音は通電したことを意味し、また損傷細胞を活性化していると判断できます。

定電流治療器AAP(微弱電流治療器)の利用者の声

実際の利用者の声を一部ピックアップしました。

【20代男性プロテニスプレーヤー】

膝や腰部分に痛みがありました。さまざまなトレーニングや治療を取り入れましたが、あまり改善しませんでした。このAAPの電気治療器を利用して施術してもらったところ、膝や腰の痛みが軽減され、これまでの治療との差を実感しました。それ以来は、コンディショニングに取り入れ活用しています。
【40代女性プロテニスプレーヤー】

身体をひねった時に腰の痛みを感じ、肩から腰にかけて治療してもらいました。肩の可動の域がひろがり、腰の痛みも取れ、体の軽くなりました。それ以来海外で使用していますし、フランスで肉離れを起こした時もたった二日で改善して、無事ダブルス戦に出ることができました。
【監督(野球部)】

学生の時に、腰椎分離症になってしまい、繰り返しギックリ腰を発症しました。ところが、AAP電流治療器で痛かった腰辺りを治療してもらったところ、重苦しかった腰が軽く感じ、腰痛が改善しました

この定電流治療器AAP(微弱電流治療器)は腰痛改善のために利用されているだけでなく、ほかのさまざまな症状や疼痛部位での治療に利用されています。あの超有名なプロのテニスプレーヤーも利用されているようです。

定電流治療器AAP(微弱電流治療器)を有効活用する治療院等

ボディアシスト西宮

スポーツインテリジェンス株式会社が運営するBody Assist西宮はトレーニングジムとコンディションスペースを併設しているため、痛みや姿勢の改善からトレーニングまでトータルで行える施設となっております。定電流治療器AAP(微弱電流治療器)を有効活用し、ストレッチなどを組み合わせた治療方法を行っております。また、パーソナルトレーニングも受けることができ、プロのスポーツトレーナーがサポートします。




スポーツインテリジェンス

定電流治療器AAP(微弱電流治療器)とストレッチを組み合わせたマッスルコンディショニングを行っており、痛みの解消・炎症の抑制に効果的として好評です。定電流治療器AAP(微弱電流治療器)を中心にペアストレッチングやトレーニングと組み合わせることで身体のコンディションを整えるプログラムを実施しております。